08. ハワイ島学生日誌(4)
[9/2/2008] Posted by マヒナ研究員
Aloha kakou! みなさんこんにちは!

先週からカレッジの秋学期がスタートしました。今期取ったクラスは、フラ、ハワイ語、ハワイ植物学とハワイの神話。
神話と植物学のクラスの教授は、ハラウ・オ・ケクヒのアンティ・ナラニ。ナラニ先生は毎回、旦那様のブランドのシグゼーンのシャツやズボンでお洒落に登場します。ナラニ先生の貫禄のせいか、生徒達も他の授業よりやや緊張しています。
神話の授業ではハワイ版の創世記、クムリポについて学び始めました。このクムリポは2100以上の行からなる叙情詩で、宇宙の始まりから人の誕生までを歌っています。
ハワイには西洋文化が入るまで文字がなく、この長い長い創世記も口承で王族の間で秘伝に伝えてきました。このクムリポをハワイ王朝最後の王女、リリウオカラニが英訳して世に出したことで、現在私達が読むことができています。
クラス全員で、この叙情詩の一部をハワイ語で数行ずつ読み進めましたが、ローカルでもハワイの血筋ではない人にとってはハワイ語の文を読むのは中々難しいようで、何度もつかえていました。そしてアメリカ本土から来た生徒にとっては全くもって馴染みのない言葉のため、完全に違う単語になっていました。
ハワイの植物学では、四大神、Ku (クー)、Kane (カーネ)、 Kanaloa (カナロア)、 Lono (ロノ)について学びました。ハワイの神話に登場する神々は、実際にいた人物が伝説となり、後世には神に昇格して伝えられているそうです。戦いと森の神であるKu は最初にハワイにやってきた人物で、漁業とルアキニ(生け贄)のシステムを、最後にハワイにやってきたLonoは農耕と生活の基盤のシステムを持ち込みました。

そしてもう一つ学んだのが、キノラウ・システム(化身のシステム)。ヤシの木はKuの化身、タロ芋はKaneの化身、里芋はLonoの化身、バナナはKanaloaの化身というように、植物や動物がどの神の化身であるかこのクラスで学んでいきます。このキノラウ・システムは、この四大神となった人物達がどこからやってきたのかを知る手がかりにもなっているそうです。例えば里芋はもともと東アジア発祥ということで、Lonoも東アジア方面から来たのではないかと言われているそうです。
そしてお待ちかねのフラのクラス。
タンガロ先生(ケクヒ・カナカオレの旦那様)がこのフラ学科のクム・フラ。
フラには鏡貼りの20畳ほどある床張りの専用の教室があります。まず一番始めに先生に言われたのが、座る時には左右の入り口に背を向けないこと。入り口から入ってくる良い気も、スピリットもブロックしてしまうからだそうです。そして、教室に入ってくる時にビーチサンダルと一緒に教室の外に日々の心配事なども置いておくように、と冗談まじりに言われました。
30人ほどのクラスには、フラ初心者も3分の1ほどいます。経験者は今までに習ったことを忘れ真っ白の状態から始めるようにと言われました。先生の言葉で印象的だったのが、「フラを通して自分を知り、環境と自然とつながる、オーガニックな瞬間を体験する」という言葉でした。
冗談も交えながら始まった授業ですが、ハワイ語の指示でストレッチが始まった途端、とても緊張感のある空気に一変しました。
習ったのは基礎のステップのカホロ(歩く)、ヴァーヴァーエ・カウ(ヘラ:方足ずつななめ前に出す)、アミ(腰を回す)。この基本の動きを先生のイプヘケ(大きな瓢箪でできた楽器)のビートとハワイ語での指示に合わせ、何度もステップを繰り返しました。経験者も未経験者も授業が終わった頃には汗だくでした。
どの授業もとても濃い内容で、ハワイの自然や山々もまた違った観点で見ることができます。習うこと全てがフラにつながっていくんだなぁ、と今からワクワクしています。
週末は日本から来ている友人と、マウナ・ケアとキラウエア火山に行ってきました。





