11. ハワイ島学生日誌(7)
[9/22/2008] Posted by マヒナ研究員
Aloha kakou! みなさん こんにちは!

みなさんはどんな秋をお過しでしょうか?食欲の秋?スポーツの秋?読書の秋?
最近フラの授業が始まってからというもの、無性にお腹が空いてしまい、あるところに寄り道をすることが多くなりました。大学からダウンタウンに向かう途中にあるCAFE 100。元祖ロコモコのお店で、開業は1946年という老舗です。
白いご飯にハンバーグ、その上にはグレービーソースと目玉焼きが乗った定番のロコモコがなんと$1.99という安さです。金額も魅力的ですが、お米の焚き具合もちょうどよく、ソースも甘すぎないというシンプルな美味しさが気に入っています。
定番ロコモコ以外にもマヒマヒ(シーラ)のロコモコ、定番のロコモコにスパムとポルトガルソーセージ&目玉焼きが二つ付いたスーパーロコモコなどと、10種類近くのロコモコが楽しめます。
Lei(レイ)というと皆さん何を想像しますか?フラとか、贈り物を想像しますか?ハワイでは誕生日や卒業式、結婚式、最後の授業で先生にあげるなどと、毎日の生活に密着したものになっています。
先週の土日にレイメーキングの授業がありました。この授業は1単位のために3回しか授業がありません。しかし、授業時間は朝から夕方までの7時間と丸一日あります。レイメーキングというと何だかワクワクしますが、これが意外にもハードな授業。何がハードかというと、レイを編む前の下準備が大変です。まずは花や葉を摘むにあたり、希望する花もしくは木の場所を探さなければなりません。
この授業では6つのレイを作ることが課題&テストとなっています。最初の課題はティといって笹の葉に似た葉のレイ。ティの木はどの家にもよく生えているので探すのは簡単です。私もうちの庭のものを使用しました。二つ目はククイの葉と枯れた茶色いティの葉を使ったレイ。ククイの葉はクラスメートと一緒に学校の近くの森まで取りに行きました。これが30-40枚必要で、ひとつの木や枝からはたくさん取ってはいけないので集めるのが大変でした。古代の時代も今も、ハワイアンは必要なものを必要最低限分だけしか取らないということを徹底しています。
まず植物を取る前や森に入る前は「呼びかけのチャント(祝詞)」を唱え取ってもよいかお伺いをたてます。この時、心地良い風が吹いたりした場合はOK。荒々しい風が吹いたり、何だかイヤな感じがしたらNoということで場所を変えるか、日にちを改めます。
ハワイの人達は、人の家にお邪魔する時も、フラで使う石を拾う時も、薬草用の植物を取る時も、どんな時でもお伺いをたてます。それは信仰だからとか、スピリチャルだからなのではなく、花も石も人も皆同じ生き物で「お伺いする」のはごく自然なことなんだとフラの先生は言います。
ティの葉のレイ。ティの葉は魔よけ効果があるということでよく使われますが、薬用としても熱がある時や頭痛のする時におデコにこの葉を当てて使うそうです。現在はアイロンや電子レンジで熱を加えて葉を柔らかくしてから編む場合が多いですが、今回授業では古代と同じやり方でそのままの状態で編みこんでいきました。熱を加えない場合は葉がパリパリと割れて編むのが難しくなります。そして、そのため少し太くなります。(言い分けです)
このティの葉を二本(葉の半分ずつ)ねじっていく編み方をHilo(ヒロ)と言います。実は私の住んでいるHiloの町の名前はこれから来ていると言われています。カメハメハ1世がこの地に来た時に、家来の一人がティの葉をねじる編み方(Hilo)でロープを作り、カメハメハのカヌーをこのヒロの川岸につないだそうです。
枯れた茶色ティの葉を三つ編みしながら、一編みするごとに丸めたククイの葉を編み込んでいきます。この編み方をHaku (ハク)と言います。三つ編みだけなら簡単なのですが、違う葉をはさみつつ編みこもうとした途端に三つ編みが分からなくなり何度もやり直しました。自分の不器用さ加減に改めて驚きつつ何とか仕上げました。
フラはよく忍耐と言いますが、フラで使用するレイの葉や花を自分で集め、編こともその中に含まれるからなんだなと改めて実感しました。そしてもうひとつ大事なのが、良い「気」。ポジティブな波動で編むこと。なぜならレイには編む人の気持ちやエネルギーも編み込まれていくからだそうです。うまく編めなくてイライラした気持ちなった場合は、一度やめて外の空気を吸うなどして気持ちを切り替えるなどするか、気持ちが後ろ向きの時には編まないようにするなど気をつけないといけないと先生は言います。これは花や葉を摘む時にも当てはまります。

レイ専用の長い針を使って花や実を糸に指していきます。これをKui(クイ)と言います。
その花や葉を摘ませてもらい、レイとして使わせてもらっているという気持ちが大事なのだそうです。ハワイ由来の植物には、それぞれハワイの四大神(クー・カーネ・カナロア・ロノ)の化身が宿っているとして、レイを着ける時にはその神々の象徴も身につけているのです。古代ハワイではフラは神々や王族に奉納するものでした。レイを着けることでその植物の神の化身を身につけ、日常の世界とは違う世界と繋がるのです。
次回のレイの授業は来月。最終課題はハワイ由来の葉や花を3種類使用してHakuレイ(ハク:三つ編みにはさみこむ)を作ること、とKui(クイ:糸に指す)で花のレイを作ること。ハワイ由来の植物ということで来月森デビューしてきます!



