13. ハワイ島学生日誌(9)
[10/05/2008] Posted by マヒナ研究員
Aloha kakou! みなさん こんにちは!
Na Hiwahiwa O Hawai`i いかかでしたでしょうか?ハワイを代表するフラダンサーとシンガー達のすばらしいパフォーマンスを堪能できたのではないでしょうか。リハーサル&直前レポートページを覗きましたが、出演者やミュージシャンの様子を垣間見てワクワクしました!
私の方は、先週思いがけず、ハワイアンミュージックのシンガーであるクラスメートの歌声を教室で楽しむことができました。
ハワイ語の授業で、自分の興味のある分野の単語とそれにまつわる逸話などを発表する日が週に一回あります。 クラスの半分がフラ専攻ということでフラをテーマに選んでいる人が多いのですが、Mahi`ai (マヒアイ:タロ芋を育てる)学科、Lawai`a (ラバイア:つり、漁業)学科の生徒はそれを題材に発表しています。中にハワイアンバンドでシンガーをやっている生徒もいます。彼は音楽一家の出ということで、mele(メレ:歌)について毎週発表しています。そして先週はおまけでウクレレを片手に美しいファルセットを披露してくれました。とてもナへナへ(nahenahe:ハワイ語で優しい、甘い)な歌声に皆うっとりしてしまいした。
私の発表テーマはこの夏に勉強を始めたロミロミ。1800年代後半に書き残された文献などを調べてみると、ロミロミ(ハワイ式マッサージ)は整体師や医師のような存在の人が行う施術のひとつであったことが分ります。酋長のおかかえの医師もいて酋長の背中に乗って足でマッサージをしたり、石を背中に転がしたりしてこりをほぐしたりしていたようです。興味深いことに今のようにホットストーン(温めた小石)でマッサージする方法は昔はなかったようです。
その村の薬草のカフナ(その分野専門の達人、師)も薬草を用いてロミロミを施していました。このような、人に治療を施す人の学校も古代ハワイにはありました。生まれてすぐに大人たちに見出された選ばれし幼子は、すぐに家族を離れカフナに預けられたそうです。そしてその師の元で20年近く、病やマッサージ、薬草、祝詞、アナアナ(日本でいうと平安時代にいた陰陽師のように祝詞を使い悪霊や呪いによる病も治すこと)、出産など様々な訓練をしていました。
また古代のフラも同じように、その村で特別に選ばれた子供が幼いうちから家族を離れ師匠と共に厳しい修行をしていたそうです。フラは日本でいう神社で奉納される雅楽や踊りと同じで、「神への捧げもの、歴代の史実を伝承するためのもの」でした。とても神聖な任務と役割を担っていたフラの踊り手は、厳しい訓練を行い人生の全てをフラに捧げていたのです。その修行の一部に、洞窟の中で師匠と弟子らが火を囲んで寝て、師匠が夢の中で振りを教えるというものがありました。その夢の中での教えを感じ取れなかった人は神によって選ばれた者ではないとしてそのフラの踊り手から外されたようです。
自分の好きな分野については頭に入るのも早いということで、先生がこの好きな分野の単語発表とスピーチの日を設けていますが、実際、回が進むごとに皆の発表もどんどん凝った内容のものになってきています。私も図書館でいろんな古い文献をみつける度に心が躍ります。

カレッジから徒歩7-8分のハワイ大学の図書館。図書館はハワイ大学もカレッジも共用です。

図書館のハワイ文化関連の部屋。ハワイの歴史、言語、文化などの様々な文献が揃っています。
さて来週はレイメイキングのクラスで課題のレイを2つ提出することになっています。 何をテーマにどのような植物と花を選ぶか今から思案中です。うまくできたら皆さんにお見せしたいと思います。

火山の近くに多いオヒア・レフア。花を摘むと雨が降ると言われています。

ミロの木。

ウル:パンの木。ハワイの人達はこれを蒸して食べます。



